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「アメリカの経験とは。。。第3回 日系アメリカ人 山下デレックさんの話編」の活動報告!

こんにちは!アメリカ出身の国際交流員のミチコ・ヨシノです!アメリカ文化講座「アメリカの経験とは。。。」の最終回も楽しく終わりました!

 

今年度、7月・9月・3月の第5土曜日で3回開催するイベントです。今回の講座では「日系アメリカ人 山下デレックさんの話」というテーマでした。

 

今回目の講座は最初の2回目と違って、ゲストを呼んでみました。普段、ゲストは「とびいりワールドカフェ」や「世界をのぞけば」などに呼んで、CIR文化講座にはあまりありません。今年度のアメリカ文化講座「アメリカの経験とは。。。」は、もともとアメリカに関する深い話をしたかったです。そのため、日系アメリカ人の経験を聞くことも大事だと思いました。今回のゲスト、山下デレックさんはもともとALTで現在は庄内地方の旅行会社で働いています。JETのコミュニティーから知り合って、四世日系アメリカ人ということがあって、ぜひお話を聞かせたいと思いました。山形県ではあまり日系アメリカ人がいないと思って、あまりアメリカの日系アメリカ人の話を聞く機会がないと思いました。

 

今回のイベントはとてもすばらしくて、日系アメリカ人の経験だけではなく、デレックさん自身の日系アメリカ人だということを納得することや東北に来たきっかけなどの話を聞かせてくださいました。戦争中にデレックさんのおじいさんとおばあさんが経験した強制収容キャンプの話や学校で周りの皆と違う見た目がある子供時代の苦労など、実際の経験がある人からの話はとてもすごい力が持っていることがわかりました。

 

一番印象に残ったのはデレックさんのおじいさんのお話でした。強制収容キャンプは学校で「internment camp」を習いますが、デレックさんにとって、それは甘い言葉です。「Internment」と解釈するとそのに住んでいた皆様は自由にキャンプに住もうというイメージがあります。強制収容キャンプは「interment」ではなく「prison」(刑務所)だと言いました。確かに、真珠湾攻撃以来、一般のアメリカ人は日系の人を疑い始めて、キャンプに移動させたり、日系人は大変いじめやハラスメントを受けました。教科書から勉強したことがあっても私もデレックさんもまったく実感できません。デレックさんは子供の時からずっとおじいさんにキャンプの話について聞きましたがおじいさんはいつもポジティブな話しか言わなかった。「Prison」や強制なのに、日系人のコミュニティーの話や家族の話しかデレックさんに教えなかった。なぜかというか、おじいさんはデレックさんみたい将来の子供たちはこの経験を学ぶ時に、自分の日系というアイデンティティに恥にならないように、キャンプは黒い思い出にならないようにしたかったらしいです。このような行為にとても印象を受けて、私は感動しました。デレックさんの目から見るとキャンプは絶対にポジティブな経験ではないのに、おじいさんはつらいことを見せなかったです。自分の苦労を隠して、将来のために考えることはとてもヒーロー的で素敵だと思いました。私もそのようにポジティブなところを見える考え方を持つ大人になるようにがんばりたいと思いました。

 

庄内に住んでいることもあるし、私もあまりデレックさんと話す機会がなくて、今回このような真剣で興味深い話を聞かせて、よかったと思います。もっとデレックさんの話がわかり、同じように日本の名前を持って外国人として日本に住む苦労やアメリカの差別・マイクロアグレッションについて話し合って、仲良くなったと思います。今後もいろいろな方からお話を聞き、いろいろな人の人生について知りたいと思いました。

 

 

最後の「アメリカの経験とは。。。」として大成功だと思いました。今年から新しいアメリカ文化講座を開催する予定で、平日の夜で気楽な雰囲気でしたいと思いました(EIGOで話そう!のアイスブレーカーの感じで)。もう少し確定できてからまたウェブサイトにお知らせしますのでぜひチェックしてください!今年度の講座に参加してくださった皆様ありがとうございました!これからも楽しく国際交流しましょう!

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