体験!実践!国際理解実践フォーラム2017 今年も大盛況でした

 11月18日、霞城セントラルにて、当協会とJICA東北、認定NPO法人IVYの主催による「体験!実践!国際理解実践フォーラム2017~山形から世界をみてみよう!~」が開催されました。今回で14回目となる本フォーラムの開催のために、大学教授や県国際交流室職員、小中学校教員、JICAボランティア経験者などからなる実行委員が春先から準備を進めてきました。当日は、多文化共生や国際協力、国際理解教育に関する6つの分科会が開かれ、100名を超える参加者が集まりました。

 当協会が担当した第1分科会「親の言葉・文化を受け継ぐ~日本人と外国人の協働で学びの場を創る~」では、国際結婚家庭で生まれ育った方と県内で継承語教育に取り組んでいる外国出身の方をパネリストに迎え、家庭における親から子への言葉・文化の継承や継承語教育の難しさなどについて、様々なお話を伺いました。また、その話を踏まえて、日本人と外国人の協働でどのような学びの場を創れるかをグループごとに考え、具体的な事業計画を作成してみました。外国出身者や外国出身の親を持つ方が多く参加したこともあり、実際の体験談を交えながら活発な話し合いが行われました。

 今年は、例年に比べ高校生の参加が目立ちました。高校生に人気のあった第3分科会「世界がもし100人の村だったら~山形版~」は、既存の「世界がもし100人の村だったら」をリメイクした、山形を一つの村に例え、山形の今とこれからを考えるワークショップです。身近な地域のことを知り、考えることは、世界を理解する視点につながることに気付いてもらうという趣旨で作られました。終了後に「山形のマイナス面にも目を向けざるを得なかったが、未来の山形や世界の展望について眩しい笑顔で語る学生の姿を見ることができて非常にやりがいがあった」という担当者の嬉しい報告がありました。

 他にも、難民を知るワークショップや国際交流員と一緒に考える分科会などが開かれ、いずれも大勢の参加者でにぎわいました。

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