今年度で4回目となる「やさしい日本語」研修会を、米沢にて開催しました!
大東文化大学講師 前田理佳子氏をおむかえし、19名の方にご参加いただきました。
(会場:山形大学工学部米沢街中サテライト)
講義では、減災のための「やさしい日本語」の重要性を学び、後半のワークショップでは、グループに分かれ、「やさしい日本語」で言い換える作業をしました。
印象に残ったのは、車の”カギ”をどう表現するか、というお話。
車のかぎ?車のキー? 車の”かぎ”といえば済む話かもしれません。しかし、最近の車のカギの形態は、昔ながらの差し込んでまわす鍵ではなく、電子キーが増えています。 ”かぎ”という表現が果たして本当にふさわしいのか…?!
「やさしい日本語」では、外来語を使う際に注意が必要があります。外来語は、原語と意味が異なることも多く、混乱を招く可能性があるからです。例えば、”ライフライン”。日本語ではインフラ設備を意味しますが、英語の元の意味では”命綱”です。
ただ、英語で”Key”は”鍵”であり、元の意味と変わりありません。しかし、情報を受け取る人の母語が英語圏とは限りません。 外来語を使うときには注意が必要ではあるが、場合により外来語の方が分かりやすいこともある。
「やさしい日本語」で表現するときは、情報を受け取る側の立場を考えることが必要、ということを改めて考えさせられた機会でした!
「やさしい日本語」とは(弘前大学人文学部社会言語学研究室ホームページ)
http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/kokugo/EJ1a.htm
☆お知らせ☆
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みなさん、ぜひ聞いてくださいね♪
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